尊厳死法 と事前指示は平穏死を保障するか?

尊厳死法 と事前指示は平穏死を保障するか?

からつ塾第94回講義

虹ノ松原ホテル ( 唐津市)

2013年10月21日

講演要旨

 •元気で意識がはっきりしているうちに,自分の最期の医療について指示しておく事前指示書は,自分らしい死(患者の自己決定),さらには平穏死を実現する道具とみなされている。

 •しかし,それには,さまざまな困難がつきまとっている。事前指示を事前ケア計画(Advance Care Planning)のなかに,さらに人生の再設計のなかに組み込む新しい アプローチが求められる

 •わが国においても,事前指示の法制化という側面をもつ「尊厳死法案」が準備されているが,医師の免責(責任解除)ではなく,患者の最後の生をどう支えるかという観点から考えなければならない。